休暇で旅行に行ったはずなのに、すごく疲れた。毎回そうなんだけどうちの旅行はいつも修行になってしまう。もう来れないところかもしれないからと思って欲張って回ろうとするのがいけないのかもしれないが、同じところにそれほど何度も行けるわけではないからそうなるのは程度仕方がない。だが今回は交通パスとミュージアムパスがあってどこでも無料で行けて入れたから特に欲張りすぎたともいえる。美術館ばっかではなくレアールとかにもうちょっと行きたかったし。
ただ、行っても買い物は難しかったと思う。物価はかつての1ユーロ=1ドルの水準なら特に高いとは思わない(食べ物の値段などからして一般のフランス人はこの程度の感覚で生活しているのではないか)が実際は1ユーロ1.4ドルを超えているので、一生に一回の贅沢というつもりじゃないなら、アメリカ(とか日本とか)に収入基盤がある人にとってはこれでは何も食べられないし何も買いたいとは思わない。疲れたのは飲み物やカフェがドル建てで考えると高すぎてまったく休まなかったのもある。
パリにもヨーロッパにもぜひまた行きたいのだが、行って楽しむには為替が1ドル1ユーロ近くに落ち着かないとだめだろう。以下は次回行くときのためにもちょっと気づいたことを書いておく。
下調べ
絵画にせよ建築にせよパリで見れるものの多くは歴史に関係したものだ。だから簡単にでいいから歴史の知識があったほうが楽しめる。高校世界史でフランク王国もカペー朝の成立も絶対王政もフランス革命もナポレオンも二月革命七月革命普仏戦争も全部習ったけど忘れていた。だから新書の歴史の本とか読んどけばよかった(あとで読んでもいいけど)。
言葉
会話での英語は通じるのでフランス語を話す必要はない。ただ金額をフランス語で言われるので一応数の読み方を知っておくほうがいい。フランス語が必要なのはむしろ読むほうで、読めないと美術館や博物館の解説がわからない。英語の表示が一部出ているところもあるが、完全ではない。もちろん音声ガイドを借りてもよいが、マイペースに回るにはフランス語の解説が読めると楽だ。
ホテル
ホテル(Holiday Inn Republique) は場所がよく部屋は広かったけどもっと安くてよかった。半年前ならラデファンスのノボテルで朝食つき6日で900ドルくらいとかもあったし。インターネット接続が一日18ユーロもしたのはびっくり。パリでも無料のところはあるにはあるので18ユーロは取りすぎだろう。部屋にセキュリティボックスは必須だと思う。
経費
2人で1週間で2000ドル超(無料航空券使用)。詳しくはここ。ホテルはもっと前に予約すれば800-900USDであった。インターネット接続に24ユーロも使っているのでこれはちゃんと調べておけば無料にできたはず。
パスは得か
パリヴィジット6ゾーン5日間とミュージアムパス4日間をあらかじめアメリカで買って行った(国鉄のチケットを買ったときに同時に買った)。両方とも元を取ることができたし、何によりも毎回チケットを買うのは相当面倒なので、買っておいてよかったと思う。ただ、パリヴィジットについては聞いていた通り元を取るのは相当頑張らないと困難だろう。次回からは空港駅でカルトオランジェを買うことにしようかと思う。
どれだけ使ったか詳しくはここに書いておいた。
次回行きたい場所
ピカソ美術館
装飾芸術美術館
Belle Ile (Operaにあるクレープ食べ放題の店)
次回持って行くべきもの
デジカメの電池(1日-2日に1セット程度)
スニッカーズ(1本1.5ユーロしたりする。アメリカなら1本80セント以下でも買える)
行きたい美術館博物館の内容について詳しく解説をしてあるガイドブック