2008/09/03

[旅行] パリ 7日目 帰国

6日間のパリ旅行ならぬ修行もやっと終わり、今日は帰国の日だ。飛行機は10時15分発のエールフランス84便。行きはデトロイト乗継だったが帰りは直行だ。

5時に起きて準備をはじめ、6時に最後だからおいしいパン屋で朝食を買おうとホテルを出るが、パン屋に行ってみると開店時間は7時だった。仕方ないのでホテルに戻る途中でリュパブリックの地下鉄駅に寄ってCDGまでのRERのチケットが買えるかどうか見に行く。窓口は開いていないので自動券売機を使って駅名からCDGを検索するが見あたらない。だが駅名を選択する前の最初のメニューで空港までの切符が買えることを発見。しかも地下鉄とRERの切符を別々に買わなくても8.40ユーロ一枚の切符で地下鉄リュパブリック駅からCDG2まで行けるらしいことを発見。地下鉄とRERでは経営母体が違うのだから当然別のチケットになるのだろうと頭から思っていたのでこれは得をしたし、いちいち北駅で切符を買い直す必要がないので便利だ。

いったん部屋に戻ってすぐまた7時ちょっとまえにパン屋に行く。今度はあいていてエスカルゴロールとアップルパイを買う。部屋に戻って急いで朝食にし、7時半に部屋を出てチェックアウトし、地下鉄で北駅に向かった。

北駅ではRERのB線といってもすべての列車がCDGに行くわけではないので電光表示を気をつけて確認する。8時3分にCDG行があったのでそれに乗る。乗客はCDGに行くようなスーツケースを持った人々ばかりでなく一般の通勤客と見られる人々が結構いる。行きのRERはCDG1から北駅までノンストップだったが今度のは途中4駅ほど停車する。特にパルクドエクスポジション駅では通勤客が大量に降りていった。北駅、RERの治安は心配していたが気をつけていたのがよかったのかまた危ない時間帯ではなかったためか、特に危険を感じることはなかったし物もなくならなかった(当然外側のポケットには何も入れていないしスーツケースのメインの部分には鍵をかけているが)。

8時30過ぎにCDGに到着して、電光掲示でサンフランシスコ便の出発ターミナルを確認しようとするが、なぜか10時台の出発表示が壊れているようで出ていない。待っていても仕方がないので、AFのロサンゼルス行き、マイアミ行きがターミナル2E だったのでそちらにってみることにする。2Eの表示を見るとサンフランシスコ便もEターミナルとのことでほっとする。

チェックインはまったく混雑しておらず簡単に済んだが、AFの自動チェックイン機がなぜか僕のパスポートを読めず、全部の情報を手入力させられた。ひろこのパスポートは同じ場所で同じ日に発行されているものであるのにうまく読めたのにどういうことだろうか。いつもはインターネットでチェックインしているので自動チェックイン機を使うのは面倒だ。チェックインを済ませてうちの両親、ひろこの両親に絵葉書を買って出した。

手紙を出した後、出国審査があった。EU国に行くのは3度目なのだけれど、これまで出国審査があったようには記憶していない。いつから始まったのだろうか。それを済ませて、セキュリティを過ぎ、トラムでゲートのある建物まで行って搭乗した。

飛行機は747-400であまり好きではない機体だ。機体は大きいのかも知れないが席数も多くて結局狭苦しい。3-3-3-の配列だと、いつも1人か2人で乗るので結局いつでも他人と一緒の列にされる。またパーソナルエンターテイメントなども何もない。ので選択肢があれば乗らないようにしている。だが、今回は後ろのほうにある2列の席を確保できたので、ちょっとはましかと期待した。搭乗してみると、席はUAの747よりは広くシーtピッチも広い。また、エコノミーなのに簡易フットレストが付いており、座ってみると意外と快適な感じだった。


飛行機はほぼ定刻にゲートを離れ、離陸待ちの後10時45分過ぎに離陸。しばらくしてドリンクのサービスがあり、エールフランスではシャンパンが飲めると聞いていたとおりカートにシャンパンが積んであったのでそれをたのんだ。その後まもなく最初の食事になった。ちょっと料理の名前はわからないのだが、トマトの刻んだものにゴーとチーズをあけて焼いたもの、チキンのクリームソースにライス、野菜を添えたメインに、プレジデントのカマンベールチーズ、フルーツジュース、チョコレートケーキで、ノースウェストとは比較にならないほどおいしい。いつもアメリカ系のエアラインしか乗らないから、機内食は食えるだけのエサみたいなものだと思っていたけど、AFのはおいしい。




食後すぐに寝て、4時間くらいして起きた。もらったメニューにはビュッフェスタイルでドリンク、サンドイッチ、アイスクリームのサービスがあると書いてあったので、ギャレーに行くがドリンクしかない。アテンダントに聞くと、(パリ時間)4時にアイスクリームを出すとのことなので30分くらいだから起きて待つ。4時ちょっと前にギャレーに行くとサンドイッチとアイスが出ており人だかりができていた。アイスはハーゲンダッツのチョコレートバー、サンドイッチは何種類かあったんだけど自分が選んだのはパンにブリーチーズを切ってはさんだものでおいしかった。

この軽食後また寝て、起きるとバンクーバーの北あたりを飛んでいた。到着まで2時間ちょっとくらいらしい。ひろこと話しているうちに食事の時間になり、今度はきゅうりとトマト、チーズのあえもの、チキンの蒸し焼きとポテトサラダ、水、チーズ、フルーツタルトが出た。


食後わりとすぐに着陸準備になり、下を見ていると、バレーホあたりからどこを飛んでいるかわかるようになり、日本からの到着便と同様に、サンフランシスコの西上空を通るルートでリッチモンド橋、ベイブリッジ、ゴールデンゲートブリッジが快晴の空の下はっきりと見えた。サンフランシスコの西側から南側を通過してサンフランシスコ湾上空に到達し、オークランド空港を右に見ながら南下、ダンバートン橋の南のサンノゼ北部の沼地地帯の上で高度を下げながら右に旋回して北に向かい、その後どこを通っているのかいまいちわからなかったが、しばらくするうちに空港ホテルなどが右側に見えてきて着陸した。



時間は確認しなかったが12時過ぎの到着だったと思う。到着して入国審査には非常に長い列ができており、時間がかかった。だが無事入国でき、1時30過ぎのBARTに乗って家に帰った。BARTの駅から出ると、かんかんの日照りで灼熱地獄のようだった。