今日は選挙の日で予想通りオバマが勝った。
住んでいるとはいっても結局外国のことなので政治には興味はないけど、選挙番組は好きなので帰ってからずっと見ていた。マケインの敗戦演説はなかなか立派だった。要するにマケインが訴えてきた政策とは違いはあるけど、その違いを超えてみんなオバマ大統領のもとで一丸となってやっていこうということで、細かい点ではつい先日亡くなったオバマのおばあちゃんに言及したりしていてとても好感がもてた。ペイリンには結構ブーイングがあって、やっぱりマケイン支持者もペイリンのせいで負けたと思ってるんだなと思った。オバマの勝利演説は、最初のほうは家族とかスタッフへの感謝でつまらなかったが、最後にはアトランタで投票した106歳の老婆の例を挙げながら、アメリカがリンカーンの時代から経てきた変化をたどり、今日またアメリカはみんなで変化を選択したという、なかなかうまい演説だった。
アメリカの政治家の演説はいつ聞いても日本のやつに比べてかなりうまいな。日本のやつらは、野党はみんな揚げ足取りばっか、与党はいつも言い訳、それに国を一丸となって動かすような大きな話はまったくなくて(そういう課題がないからかもしれないが)、消費税とか高速道路とか、細かい話ばかりしている。つまらん。オバマもマケインも、今日の演説は具体的な政策の話とは違うけど、これから一丸となってやっていこうという、国民に訴えるものがある。
ついでにカリフォルニアの住民投票で新幹線の建設だけは通ってほしいと思っているんだが、どうなるんだろう。