主役の元自衛官は渡瀬恒彦だったし、丹波哲郎とか渥美清とか知った顔がいっぱい出ていたが、利倉役の高橋悦史はよく見た特徴ある顔なのに名前をもう忘れていたし、吉永小百合と三國連太郎はわからなかった。二人とももっと歳をとってからの印象しかないから仕方ないが。
自衛隊の一部がクーデターを計画して失敗するのだが、その一味の一部、渡瀬恒彦に率いられた部隊だけは投降せず特急さくらを乗っ取ってクーデターの継続を計画するものの、最後は利倉らの策によって乗客らに犠牲を出しながら、さらに仕掛けられた爆弾を爆発させるものの、武力制圧されるという話だ。列車内での撃ち合いや、爆破シーンをどうしても入れたかったんだろうなと思わせる演出だった。
クーデターを起こす自衛隊員が右翼みたいに日本精神がどうのこうのと語っているのだが、こういうのを聞くと右翼はいやだなと思った。左翼も嫌いだけど。