2009/01/14

東野圭吾 『探偵ガリレオ』

東野圭吾はこれまで長編しか読んでいなかったがこれは短編集のようなもので、『手紙』や『白夜行』のような重さがなくて手軽に読めた。科学の知識はないので湯川教授の言っていることは実験したら本当にそうなるのかどうかはわからないが、かなり手の込んだ仕掛けでそれが解き明かされるのは面白い。佐野史郎が解説を書いていて、湯川は佐野史郎を念頭において書かれたことにもびっくりした(もっと若い人を想像していた)のと、さらに佐野史郎が自分でも小説を書いていると書いていたのに驚いた。