2009/01/04

岩瀬達哉 『われ万死に値す ドキュメント竹下登』

最近小説をぜんぜん読まずにノンフィクションばかり読んでいるような。。。角栄を裏切ったことと、消費税導入、ふるさと創生とか言って自治体に1億ばらまいたこと、リクルート、橋本小渕の黒幕、といった胡散臭い記憶しかない竹下登の伝記。父親との確執、パチンコとマージャンで生活費を稼いだ県議時代、やくざを使って総理の座を仕留めることになった皇民党事件、などそれぞれのエピソードはおもしろくて結構すぐに読み切れたんだが、これを読むと竹下には何の理念もなくただ権力だけを志向してなりふりかまわずに総理になったというように読めるんだが、そんなもんなのだろうか?