宮本輝の作品はほとんど全部読んでいるので内容を確かめずに買ってみたらエッセイ集だった。前にもどこかに書いたけどエッセイ自体があまり好きではないのでそれだけでがっかりだったのだが、エッセイといっても雑誌に寄稿したような雑文をまとめただけの本なのに結構面白く読めてしまった。よほど文がうまいのだろう。宮本輝がシャダイカグラの購入を勧められたことがあるいうのはおもしろいエピソードだった。小説を読んでいる限りではそうは感じないのだが、エッセイを読むと宮本輝という人はだいぶ神経質な感じの人らしい。
2月は3冊しか本が読めなかったか。今日のニュースで麻生首相が塩野七生のマキャベリの本とか10冊買ったと書いてあった。首相のくせにそんなに本を読む暇があるんだろうか(それとも読むのが速いか)。別に麻生首相を見習いたくはないけど、1月10冊とはいかなくてももっと読まないと買う量に追いつかない。