朝食は昨日と同じパン屋に行ったら今日は土曜日なのでやっていなかった。リュパブリック広場まで戻ってホテルとは反対側に今日もやっているパン屋を見つけて食べた。昨日のほうがおいしかったがそれでもアメリカではありえないおいしいパンが食べられた。
オルセーに行く途中にコンコルド広場に寄って、そこからオルセーまでは歩いていった。
オルセーではすべての展示室を番号順に見て回った。番号は基本的に年代順なのでこれで年代ごとに見て回れるはずだからだ。絵はよく理解できないのとそこらじゅうの美術館でいっぱい見ているのであまり印象に残らない。小さいころ永谷園のシールかなんかを集めるとポスターがもらえたかなんかでお馴染みのミレーの『落穂拾い』は収蔵されているが台北に貸し出し中という表示が出ていた。モネがいっぱいあったがどこかで見たような気がするのがいくつかあった。カイユボットとスーラもあったが、両方とも代表的な大作はシカゴにあるのでオルセーのはそれと較べると大したものではなかった。とにかく印象派をいっぱい見て、新印象派とかは簡単に回り、アールデコの家具の展示を自分のアパートのインテリアの参考にしたいためじっくり見ていると5時近くになった。
次は軍事博物館内のナポレオン廟を見ることにした。その前にオルセーでは昼食が食べられなかったのでアンバリッドのRERの駅でサンドイッチを買って食べた。ついでに『陽はまた昇る』でJakeが記者会見に行った外務省の建物を裏からだが見てくる。
ナポレオン廟だが、ナポレオンについては子供のころ伝記を読んだし高校世界史でじっくり習っているはずなんだけどおおまかな年代を記憶しているだけで細かいことは覚えていない。確か皇帝を退位させられ没落してから流刑地で死んだと思うんだけど、今は立派な棺に入って展示されているということは後でルイ・ナポレオンとかが掘り返してここに持ってきたということなのだろうか?何も解説を読んでないのでわからないがとりあえずナポレオン、ナポレオン2世と、あとはナポレオンの将軍とかいう人々の墓を見た。ナポレオンの妃の墓を見なかったように思うががどこにあるのだろう?
その後バスでモンパルナス駅に向かい、モンパルナスタワーを外から見る。単なるどの都市でもあるオフィスビルだがパリには高層ビルが極めて少ないので珍しい。が展望台とかには行かず次に『陽はまた昇る』の舞台の1つであるモンパルナス通りを歩いた。小説に出てくるカフェ、セレクト、ロトンド、ドームなどがまだ残っているので見てきた。セレクトのメニューを見たが、夕食は15ユーロくらいから食べられるようだ。それほど悪くはないがちょっとまだ夕食にするのは早いので今回はパスした。セレクトからサンミシェル通りまでモンパルナス通りを歩く。モンパルナスとサンミシェルの角には小説中で一度名前が出てくるレストラン、クロズリードリラがあった。その角を曲がったところにこれも小説に出てくるネイ将軍の銅像がある。小説ではJakeの家はネイ将軍の像からサンミシェル通りを渡ったところとあるが、それらしきアパートはあるといえばあるがはっきりとはわからないので適当に写真を撮って、サンミシェルをリュクサンブール公園のほうに歩く。小説中にはSouffle通りのあたりでJakeが朝食を取ると出てくるが、その辺りでちょっと疲れたのでクレープを食べた。
それから近くにあるソルボンヌ大学を見に行った。まずパンテオンを外側だけ見て、その後ソルボンヌの裏から正門に回ったが、門は閉まっていたので写真だけ撮った。
ソルボンヌから地下鉄に乗ろうとしたが、市内方面に歩いたら最寄りの地下鉄駅まで結構な距離があり疲れた。もう8時過ぎだったので店を見るのはきついかと思ったが、ちょっと古着屋をのぞきたかったのでルアーブルに行ってみたが、店はほとんど閉まっていたのでリュパブリックまで地下鉄で戻ってきた。夕食はホテル近くでサンドイッチとホットドッグを買って食べた。鮭、チーズ、生ハムのサンドイッチとアメリカのとはぜんぜん違うチーズ入りで相当大型のホットドッグ、コーラで9ドル90ユーロだった。
今日はとにかくよく歩いて疲れた。明日もまた観光で大変だ。古着屋を見れるといいが日曜日で何時まで店がやっているかどうかわからないからどうだろう。
部屋に帰って今日見逃したはずの篤姫29話を見ようとしたが、コンピューターのセットアップが悪くて音が出ないのであきらめてコードブルーの6話を見た。