高校生のJunoが妊娠してしまい、堕胎しようとするがその勇気がなく、ついに子供を生み子供を欲しがっている夫婦に養子として差し出すことにする、という話。ひろこが図書館で借りてきたものでパッケージのJunoがかわいらしかったのでちょっと見てみたが、どうでもいい映画だった。だいたいパッケージほどJunoがかわいらしくなく、尿をかけた妊娠検査薬をドラッグストアの外に捨ててみたりして汚らしいし、いかにも高校生らしく早口でわけのわかならいことをまくしたてるようにしゃべっている。都合が悪ければすぐ養子にでも出すか、生まれなければすぐに養子でも取るか、と考えるのもアメリカらしいしそのときに弁護士をたてて契約書を作ろうというのもいかにもだ。個人的には、養子に差し出す、取る、会社の業務で決まっていることを除けば個人的なことなどでいちいち弁護士を立てて契約書を作る、というどの考えかたにも賛同できるものではなく、他人が関係ないところでやるのは結構だが自分としては一切容認できない。気に入るやつがひとりも出てこない、結果がどうなってもいいような話だったが97分しかなくてすぐに終わった点は評価できる。映画は侍かやくざが出てこないと面白くないな。