ひろこが見たいと言っていたので見たのだが、それなりには面白かったけどそれほどでもなかったような。真田広之が妻に死なれてぼけた老母と子供2人と暮らしている貧乏侍(50石取り)なんだが、剣は強く、幼馴染の妹とDVが原因で離縁した男(大杉連)と棒で戦って倒して話題になり、その後殿様が死んで家中で争いが起こったときに切腹を命じられて従わなかった侍を斬りに行かされてそこで戦うという話だ。この侍は最初逃がしてくれと言うのだが、真田広之が刀を売ってしまって竹光しか持っていないと知ると、いきなり「竹光で俺を斬ろうというのか」と怒って戦いだすという、まあ武士の矜持だといえばそうなんだろうが、わけのわからん展開。予想されたとおり真田広之が勝って、めでたく幼馴染の出戻りの妹(宮沢りえ)と結婚できることになったのだが、その後ナレーションだけで3年後に真田広之が官軍の鉄砲に当たって死んだという。尻切れトンボな終わり方だった。宮沢りえがしばらく見ないうちにかなり歳をくっていたのでちょっと驚いた。