2009/04/03

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

何年か前にオリジナルの黒澤バージョンを見たことがあるが、去年公開のそのリメイク。山名が秋月を滅ぼし、その秋月の姫が侍大将とともに、農民2人を供にして敵国山名の領地を抜けて同盟国の早川に逃げるというストーリーは同じ。ただ、城や砦が爆発崩壊したりするようなシーンがあってやけに派手になっていたり、農民の1人(武蔵)と姫が恋仲になるというようなことは原作になかったはず。六郎太が馬に乗ったまま戦って敵を倒すシーンは原作でも有名だったはずで、それはあったけど、藤原釜足演じる農民が鴛だということになっている姫に身振りで馬に水を飲ませに行くといって逃げようとするシーンが面白かったのにリメイクではなかったのが残念。いちいち比較しても仕方はないが、リメイクで姫が武蔵など農民の生活を理解しようとしたりするのは話に意味を持たせようとしているのだろうがちょっとチープになっていると思う。